世界遺産 熊野古道・熊野三山をめぐる 鬼が城・潮岬・紀伊大島 2日間の旅【1日め】
伊勢へ七度熊野へ三度、そして迷った時に進むべき方向を指導誘導して下さる神様がいらっしゃる神社⛩熊野三山❗️
一度も熊野へ行った事がない私は一度は熊野へ訪れたくてtrapicsのツアーで4/15(土)〜4/16(日)に熊野三山へ友人と出かけました。
熊野方面は公共交通で行こうとすると、とても大変と聞きバスツアーは便利だなぁと今回もお値打ちな、阪急交通社のバスツアーを利用しました😊
1日めは、6ヶ所の世界遺産を巡るツアー、絶対に個人では1日で廻りきれなかったでしょうね。
三重県熊野市木本町にある海岸景勝地で、「熊野の鬼ケ城 附 獅子巖」(くまののおにがじょう つけたり ししいわ)が有名です。
熊野灘の荒波に削られた大小無数の海食洞が、地震による隆起によって階段上に並び、熊野灘に面して約1km続いています。自然の作り出した景色は迫力がありました。
山頂までハイキングコースがあるらしいのですが、バスツアーなので時間無し💦
素晴らしい芸術的な景観を眺めた後は鬼ヶ城センターで昼食にめはり寿司をいただきました。美味しかった😊
【2】二つ目の『世界遺産 熊野速玉大社』へ🚌
熊野速玉大社(くまのはやたまたいしゃ)は、和歌山県新宮市新宮1にある神社。
熊野三山の一つで、熊野速玉大社を参詣すると「現世」のご利益があるといわれているそうです。
主祭神は日本最古の夫婦神、熊野速玉大神(くまのはやたまのおおかみ)と熊野夫須美大神(くまのふすみのおおかみ)で、ご神木【ナギ】の巨木がそびえる神社です。
平重盛の手植えと伝えられ、樹齢1000年と言われる国の天然記念物でもある梛(なぎ)の大樹のナギは凪に通じることから、風がなく穏やかに又、梛の木の葉が切れにくい事、二つ並んで実を結ぶ事から夫婦円満・縁結びにご利益があるそうです。
ここで御朱印を頂く事と熊野三山で授与される[神札]で、熊野権現のお使いの烏文字で描かれた「おからすさま」とも言われる【熊野牛王符(ごおうふ)】を頂くのも目的の一つです。
こちらが、誓約書として用いられた牛王符。これを玄関に貼れば盗難除、病気には烏(カラス)を切り抜いて浮かべた水を頂くと効ありと言われるそうです。
そして御朱印帳を書いて頂いたのですが…
後で、しまった(>_<)❗️神倉山の方は行って無いのに御朱印頂いてしまった…と気づいたのでした。
熊野権現(熊野三山の祭神である神々)が一番最初に降臨された聖地が神倉山。
巨岩に神が宿ると信じられていた場所が【神倉神社】『旧宮』に対して、まだ社殿がない自然信仰時代の神倉山から、新しい社殿を麓に建てて神々を祀った場所が、【熊野速玉神社】なのでこちらは『新宮社』なんですね。
いつか神倉神社も参拝したいと思います💦
那智山一帯は、滝に対する自然信仰の聖地で、那智山の多くの滝の内、瀧篭修行の行場として扱われた那智四十八滝のうち、一の滝がこの那智の大滝です。
【飛瀧神社】(ひろうじんじゃ)は那智山にある神社で、御祭神は大己貴神(おおなむちのみこと)。
熊野那智大社の別宮であり、那智滝自体が【御神体】で、本殿は存在しません。
賽銭箱は有りましたが、拝殿もなく、直接滝を拝むこととなります。滝の飛沫に触れることによって、延命長寿の霊験があるという伝説があるそうです。
遠くからでも見えるのですが、飛瀧神社の境内に設けられた滝見台からその姿を見る為には入場料300円が必要です。
入場するとすぐに、延命長寿のお瀧水がありました。
まず、ここでお水を一口頂いてから滝見台へと移動。
岩盤に3つの切れ目が有り、三筋になって落下し始める所から「三筋の滝」とも呼ばれているそうです。
時間制限ありのツアーでなければ、少しの間眺めていたい場所でした。
落差133mの流れ落ちる滝の姿は本当に圧巻でしたが、以外にも明治期の神仏分離令・修業道廃止令によって明治初期から所在や名称も不明だったらしいのです。
その後、青岸渡寺の住職が発起人で四十八滝探捜プロジェクトにより1991年に再発見されたとの事でした。まだ26年前の話なんですね😳
熊野那智大社は那智の滝を神とする、自然崇拝からおこった社で、467段の長い長い石段を上った山頂にあります。
4月だと言うのに、暖かくて上まで歩いたら汗だくでした💦😩標高は約330m。
熊野那智大社を参拝すると「過去世の救済」のご利益があるそうです。
こちらも、自然崇拝の大滝より仁徳天皇が、山の中腹にあらためて社殿を設け、熊野の神々・御瀧の神様を祀られたのが熊野那智大社の始まりです。
階段を登りきると…
有りました、大きな日本一おみくじ❗️そして、天照大神のおつかい八咫烏(やたがらす)❗️
この写真からは見えないですが八咫烏は確かに3本足でした。
先導の役目を終えた八咫烏は熊野の地へ戻り、現在は石に姿を変えて休んでいるそうです。(烏石)
那智大社の御朱印と[神札]烏文字で描かれた【烏牛王神符(ごおうふ)】はこちら
那智の瀧の水で墨を摺り、神職により一枚一枚奉製された魔除けの御札ですが何て書いてあるのか読めない…御初穂料 500円でした。
参道の長い石段の上の、左側に熊野那智大社の境内があり、そのすぐ右側に【青岸渡寺】がありました。神仏習合時代の名残ですね。太閤・秀吉も愛した寺院です。
熊野三山の他の2社(熊野本宮大社・熊野速玉大社)では、明治の神仏分離令により仏堂が全て廃されたのですが、熊野那智大社では如意輪堂が破却を免れ、のちに信者の手で青岸渡寺として復興したそうです。
西国三十三ヶ所第一番札所の為、多くの参詣者が訪れており御朱印には行列が出来ていたので断念。
朱色の三重の塔と、那智の滝との調和が美しいフォトスポットでした。
樹齢数百年の杉木立ちの中を那智山⛰へと続く全長約600mの石畳の道❗️かつて坂の到着地点に大きな門があった事から大門坂と呼ばれているそうです。
天気が良かったから良いけど、雨降ってたら転びそうな程、石畳に苔がびっしり😖
6つの世界遺産を満喫して、この日は串本ロイヤルホテルに宿泊。
バスの走行距離は約275kmでした。