【スタジオポノック】の『メアリと魔女の花』を観て
スタジオジブリで「借りぐらしのアリエッティ」や「思い出のマーニー」を手掛けた米林監督の作品、ジブリの作品だと思っていたらパンフレットに「スタジオポノック」との表記が…
「スタジオポノック」って何❓と調べてみたら、2014年末「スタジオジブリ」はアニメーター達を抱えたスタジオだった為、人件費が圧迫し制作部を解散する事となってしまったのです。
普通、アニメ会社は作品ごとにフリーのアニメーターと契約する形を取っているらしいでのす。ジブリも、そう言う形になったのですね。
そこで、ジブリを退社したプロデューサー西村義明さんが、米林宏昌監督の新作映画を作るため2015年4月にアニメーション制作会社【スタジオポノック】を設立したのです。
「ポノック」とはセルビア・クロアチア語の「深夜0時」を意味していて、新たな一日のはじまりの意味が込められているそうです。【STUDIO PONOC】のロゴのデザインのPONOCのOの中が深夜0時の時計になってました。
なので、「メアリと魔女の花」は「スタジオポノック」の第一回目の長編作品となります。
参照:映画.com
原作はイギリスの女流作家メアリー・スチュワートの児童文学「The Little Broomstick」(小さな魔女のほうき)
ジブリの精神を受け継いだポノック、もちろん宮崎駿さんも応援しています。
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【ここから先ネタバレ有ります】
『メアリと魔女の花』は、赤毛やそばかすといった容姿にコンプレックスを持っている何をやってもダメだけど、好奇心旺盛でとても明るい少女、メアリが主人公。
大叔母さんの住む赤い館村に引っ越してきたメアリは、村でピーターと言う男の子と出会います。ピーターはティブ(黒猫)とギブ(グレー猫)の飼い主でした。
ある日、メアリはティブの後を追って森の中で、一晩だけ魔女になることができる魔女の花、7年に一度しか咲かない【夜間飛行】を手に入れます。
参照:映画.com
魔法が使える様になったメアリは魔法大学【エンドア】へ入学許可されるのです。
参照:映画.com
しかし、その魔女の国で一つ嘘をついてしまった事が大事件をひきおこしてしまい、大冒険が始まるのです。
魔女の花【夜間飛行】の秘密を知る謎の赤毛の魔女、魔法大学で行われていた実験、メアリは魔女の国で「呪文の真髄」を手に入れます。
ひと晩だけしか魔女になる事が出来ないメアリ…魔法はいつか消えてしまう…
魔法の力を失ったメアリが魔法の力に頼らず仲間を助けようとする、何をやってもダメだったメアリが自分に自信を持ち、成長していく姿を描いた物語です。
アフレコメンバーも豪華な芸能人メンバーですよ。
主役のメアリは杉咲花さん。ピーターは神木隆之介君。神木君はハウルでもアリエッティでも声優として参加してますね。
赤い館の主人のメアリの大叔母さんシャーロットに大竹しのぶ。お手伝いさんのバンクスに渡辺えり。庭師のぜべディに遠藤憲一。
魔法世界では、エンドア大学の校長マダム・マンブルチュークに天海祐希。魔法科学者ドクター・デイに小日向文世。ほうき小屋の番人フラナガンに佐藤二朗。そして、謎の赤毛の魔女に満島ひかり。と最近はアフレコさんも有名芸能人が多くなっていますね。
そして、この映画の為に🎞作られた主題歌は『SEKAI NO OWARI』の「RAIN」☔️
ピアノの原型のハンマー・ダルシマーという民族楽器が使われていいるそうです。 とても綺麗な音色なので一度、聞いてみて下さい。
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これからも 【スタジオポノック】の作品、楽しみですね。